金持ち父さんのキーワード

新刊『金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」』を読む

  1. 知識こそがお金である

  2. 「大金持ちの陰謀」とは何か

  3. お金についての8つの新ルール

2016年4月4日

知識こそがお金である

ロバート・キヨサキの新刊『金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」』(筑摩書房刊)が刊行された。

新聞広告には、次のような言葉が載っている。

“「就職してお金を貯めよう」

「マイホームを買おう」

「株・債権・投資信託に分散して長期投資しよう」

「401(k)で老後資金を運用しよう」 

これらはすべて大金持ちの陰謀だ!”

本のオビにも、「知識こそがお金である」「お金の正体を知り、自分で自分のお金を印刷しよう」と刺激的な言葉が並ぶ。

「大金持ちの陰謀」とは何か

「大金持ちの陰謀」などというと、頭の中で作り上げたありもしない妄想のように思われるかもしれないが、この本でキヨサキは歴史上の事実を指摘しつつ、そのことを明らかにしていく。

1903年、ロックフェラー財団によって一般教育委員会が創設されたが、その狙いは「他人の監督の下で生産的な仕事ができるだけの教育を受けているが、権威に対して疑いをさしはさんだり上昇志向を持ったりするほどではない市民を創造すること」であり、「真の教育を受けられるのはエリートの子弟に限られる」とされた。

1913年、連邦準備制度(FRB)が作られたが、実はこれはアメリカの団体でも国の組織でもなく、準備金を蓄えておらず、銀行でもない。

1944年、ブレトン・ウッズ協定が締結され国際通貨基金(IMF)が創設されたが、これは米国ドルを事実上世界の準備通貨として組み込むものだった。

1971年、ニクソン大統領は議会の承認を得ずに米ドルと金(ゴールド)の関係を絶ったが、それ以降、金という裏付けなしにいくらでもドル紙幣を刷れるようになった。

1974年、米国議会は「従業員退職所得保障法(エリサ法)」を可決したが、これ以降、サラリーマンの老後資金はすべて強制的に株式市場や投資信託に回されることになった。

この一連の出来事により、お金の性質が大きく変質してきた、とキヨサキは指摘している。

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