金持ち父さんのキーワード

「お金を貯める」のはいいことか?

  1. 「1億円貯める!」は魅力的な響き

  2. お金のルールが変わった

  3. 「お金を貯める」の次を考えて動く

2015年7月6日

「1億円貯める!」は魅力的な響き

「お金を貯める」という言葉は、魅力的な響きを持っている。

サラリーマン向けの雑誌記事やビジネス書などでも、「1000万円貯める」「1億円貯める」といったキーワードがタイトルに使われているのをよく見かける。

たしかに、預金残高の桁数がふえていくのを見るのはじっさい悪い気がしないだろう。

だがキヨサキは『金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ』(筑摩書房刊)のなかで、矛盾をはらんだ言葉=「オキシモロン」のひとつとして、「お金を貯める」をあげている。

言葉自体が「オキシモロン」ですでに矛盾をはらんでいるのに、その矛盾に気付かないまま一般によく言われる言葉に従って行動する人たちは、リスクを避けようとしてかえってリスクにはまり込んでいる、というのだ。

「お金を貯める」が矛盾した言葉だというこの指摘について、どのように考えればいいのだろうか。

お金のルールが変わった

ひとつ押さえておきたいのは、「お金のルールが変わった」こと、つまり「世界にはお金があふれている」ということだとキヨサキは言う。

いま、各国政府は自分の国を不景気にしたくないから、どんどん不換紙幣――キヨサキは「贋金」と呼ぶ――を印刷し続けている。

つまり、お金自体の価値はどんどん下がり、インフレになっていく。

そうすると当然ながら、金や銀をはじめとして物の値段が上がり、貯金をしている人は結局は損をする。

このことは押さえておかなければいけない重要なポイントだ。

さらに、銀行に預けたお金は、銀行がどこかに貸し付けるので、あなたのためではなく銀行のために働くことになる。

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