金持ち父さんのキーワード

お金中毒になるな

  1. お金は麻薬だ

  2. クワドラントのパターン

  3. パターンを変える難しさ

2009年11月1日

お金は麻薬だ

金持ち父さんはこう言った。

「一度お金中毒になってしまうと、そこから抜け出すのはとても大変だ」

(「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(筑摩書房))

金持ち父さんは「お金は麻薬だ」とロバート・キヨサキに教えている。

その理由は、お金があるととても幸せそうで、お金がないとイライラしたり不機嫌になる人をたくさん見てきたからだ。

お金には人を中毒にする力があり、その力には注意を払わなくてはならない。

お金をもらうことに慣れてしまうと、知らないうちに中毒になり、それを手に入れた方法にしがみつくようになってしまう。

例えば、従業員として給料をもらっていると、そうやってお金を手に入れることに慣れてしまう。

自営業者として働いていると、そうやってお金を儲けることから離れるのが難しくなる。

また、政府からの援助に頼ることに慣れてしまうと、そのパターンはなかなか変えられない。

これは、金持ち父さんが「お金のために働くな」と言っていた理由の一つでもある。

B(ビジネスオーナー)やI(投資家)になるためには、それまで自分がお金を稼いできた方法にしがみつく気持ちを断ち切り、お金を作り出すための自分自身のシステムを作ることが必要となるのだ。

次の項では、各クワドラントのパターンを見ていこう。

クワドラントのパターン

金持ち父さんは、お金の世界は一つの大きなシステムだと説明している。

そこに属する個人は、そのシステムのなかで一定のパターンで機能する方法を学ぶ。

E(従業員)は、システムのために働く

S(自営業者)は、本人がシステムとなって働く

B(ビジネスオーナー)は、システムを作り出したり、管理したりする

I(投資家)は、システムにお金を投資する

金持ち父さんの言うパターンとは、身体や頭、心のなかに宿るパターンを指している。

つまり、私たちが本来お金にどのような形でひきつけられるか、自発的に生まれるパターンについての話なのだ。

「お金が必要だと思ったとき、Eは自動的に仕事を探し、Sは自分ひとりで何かを始める。そしてBはシステムを作ったり買ったりしてお金を作り出し、Iはより多くのお金を生む資産を探して投資をする」

と金持ち父さんは説明している。

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