金持ち父さんのキーワード
税金のアンフェア・アドバンテージ
いくら税金を払っているか
クワドラントによって税金が違う
税金をよく知ろう
いくら税金を払っているか
シリーズ最新刊『金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ』(筑摩書房刊)のなかで、ロバート・キヨサキはアンフェア・アドバンテージ(知っている人だけが得をする大事なこと)のひとつとして「税金」をとりあげている。
つまり、税金について知っておかなければならない、とキヨサキは言っているのだ。
税金には、所得税、住民税、消費税、固定資産税、自動車税、酒税など、さまざまな種類があり、気づかないまま支払っていることもある。
そのほかに、日本では社会保険料と言われる国民年金、厚生年金、健康保険、介護保険、雇用保険といった保険料も、結局は税金と考えていいだろう。
あなたは自分が年間(あるいは毎月)の収入から、いくら税金を払っているか、税率がどのくらいか知っているだろうか。
もし把握していなければ、年末に渡される源泉徴収票や毎月の給与明細で確認しよう。(まだ働いていない場合は、自分の親の税金について聞いてみよう)
クワドラントによって税金が違う
税金の話が出ると、「国によって仕組みが大きく違うから、一概には言えない」とよく言われるが、実は基本はそれほど違っていない」と、キヨサキと彼のアドバイザーは主張する。
税金は原則として、職業ではなくどのクワドラントにいるかによって決まる。
キャッシュフロー・クワドラントの図を見てみよう。
この図の左側にいるE(従業員)とS(自営業者)は、一番多く税金を払っているクワドラントだと言われている。
彼らは基本的に勤労所得を得ていて、まず税金を源泉徴収され、残りを受け取る。
一方、右側にいるB(ビジネスオーナー)、I(投資家)は、ポートフォリオ所得や不労所得を得ていて、受け取ったお金から経費を差し引き、利益に対してかかる税金を支払う。
これは大きな違いだ。
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