金持ち父さんのキーワード

ESBIとは何か1…EとS

  1. キャッシュフロー・クワドラントの右側と左側

  2. E=従業員は安定を求める

  3. S=自営業者は独立を重んじる

2010年10月1日

キャッシュフロー・クワドラントの右側と左側

ロバート・キヨサキの『金持ち父さんシリーズ』で示される重要な考え方のひとつにキャッシュフロー・クワドラントがある。

これは、人がお金を生み出すための4つの方法を表すものだ。

このキーワードでもすでに取り上げたことがあるから、記憶している人も多いだろう。

『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』(筑摩書房刊)に詳しく説明されているように、Eは従業員、Sは自営業者、Bはビジネスオーナー、Iは投資家を意味する。

まず最初に理解しておきたいのは、この図は4つのうちどれがいいどれが悪いと言いたいのではなく、自分の立ち位置を把握するためのツールだということだ。

人は、自分の価値観、好き嫌い、興味といった根本的な違いによって、それぞれに好きなクワドラントを選ぶことになる。

キヨサキはクワドラントのどこにいても金持ちになることができると言う。

だが同時に、右側と左側とでは根本的な違いがあるとも言っている。

これはどういうことだろうか。

E=従業員は安定を求める

左上に位置するEは従業員、つまり給料をもらっている人を意味する。

Eであるかどうかは、仕事内容には関係がない。

大企業の社長でも、医者でも、小売店の店員でも、雇われて働いていればみんなここに属している。

従業員が求めるのは「安定」だと金持ち父さんは言った。

Eであれば毎日果たすべき仕事があり、毎月決まった給料が入ってくる。

福利厚生が充実していて、退職後も企業年金がもらえたりするのも、安定の大きな要素となる。

かなりの割合の人がこのEのクワドラントに属しているが、最近では、Eのクワドラントがもたらすはずの「安定」が危うくなっている。

というのは、企業が自らの負担を軽くしようと、さまざまなものを切り離しているからだ。

ときには雇用することさえも切り離そうとしている。

従来通りのEでいることはこれまでの世代と比べると、安定の度合いが低くなっているようだ。

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